部下や子どもを育てている人必見!「自分の頭を使って考えろ!」じゃ人は育たない【コーチング】【生きる力】【教育法】

部下や子どもを育てている人必見!「自分の頭を使って考えろ!」じゃ人は育たない【コーチング】【生きる力】【教育法】
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何度言っても、なぜ「人は自分で考えることができない」のか?

ひと昔前では子どもの教育のためと、大人が子どもに手を挙げるなんて事が頻発していましたね。「教育」の名のもとに暴力が振るわれ、「言うことを聞かないなら叩いて分からせるしかない」と考えられていた時代もありました。

確かに中には、殴ってでも聞かせなければいけない大事なこともあるでしょう。しかし、そのほとんどは、教育する側に言うことを聞かせなければいけないという思いが強過ぎることによって起こります。

ちなみに僕の中では基準があって、

「生命に関わる事」

「人の不幸の上に自分の幸せを築こうとしたとき」

はどんなことがあっても聞かせようと心に決めています。

これは僕が小学5年生の頃に、当時の担任から教わった大切な考え方です。

教育とは、あなたや教育者がいなくなっても、自分の足で立ち、自分の頭で考えることができるようにすること

ところで教育とは何でしょうか?

 

言うことを聞かせることではありません。

あなたや教育者がいなくなっても、自分の足で立ち、自分の頭で考えることができるよう、「教」え、「育」てることです。

最近では、詰め込み教育から解放され、生きる力」や「考える力を育む教育も世間では注目を浴び始めています。実際の教育現場でも取り入れられることが多くなってきましたね。

ペアトーク(二人組での意見交換)やグループトーク、ディスカッション(議論の機会)、プレゼンテーション(発表の機会)などが良い例ですね。

「自分の頭を使って考えろ!」じゃ人は育たない

しかし、「自分たちで考えて、自分達で気付くことが大切なんだ!」と声高に怒鳴っても子ども達からすると、頭に「?」が浮かぶばかりで何をすればいいのかさっぱりわかりません。

もちろんこれは子どもたちだけではなく、後輩や部下についても同じ事が言えるかと思います。

反発しているわけではありません。ただどうすればいいのか分からずに、困惑しているのです。

では、どうすれば良いのでしょうか?

それは教育者側が「自分で考え、気付くことのできる環境」を作るということです。

 

具体的な場面を想像しながら、自分の日常と照らし合わせながら記事を読み進めてもらえると嬉しいです。では早速、詳しく見てみましょう!

「考える力」を身につける環境の作り方

4歳児の例を参考に考えてみよう!

ここではそうですね、4歳児について考えてみましょう。

「なんであんなによく頭をぶつけるんだろう」とひやひやしながら子どもを見守る経験はありませんか?

実は、愛らしい彼らは、おでこより上の範囲がほとんど視界に入っていません。

例えば、あなたと山道を歩いている場面を想像してみましょう。

すると目の前に、ちょうどおでこの高さあたりに木の枝があるのを発見します。あなたはどうしますか?

後輩や部下だと目の前に課題があり、このまま仕事進めると壁ぶつかりそうだ。あなたどうしますか?を考えてみてください。

下にスクロールする前にあなたの意見を聞かせてください!

それではシンキングタイム、スタート!

チクタク、チクタク

チクタク、チクタク

どんな声掛けをすれば「考えてくれる」のか?

いくつかの選択肢とその選択肢によって起こりうる未来について考えてみましょう。

1.何も言わず困難(枝)を振り払う。

子どもは怪我をすることなく、後輩もミスをすることなく次の道に進んでいくことができるでしょう。

しかし、次に同じ困難に直面しても自分の力で解決することはできません。あなたのように助けてくれる「誰か」がいつも側にいてくれる必要があります。

考える力度 0%

 

 

2.「枝があるから危ないよ(ここは難しいから気をつけて)」と事前に声を掛けて回避させる。

「何に注意すればいいのか」が分かれば自分で対策を考える機会が得られます。

子どもの頭の中では、ぐるぐるとこんな考えが巡ります。

「枝があるのか!そうか危ないんだな!」

「当たったら痛そうだな、避けてみよう」「手で折ってみようかな?」などなど

(ここで自分なりの対策を考える機会が生まれる。)

えいや!避けれた!

ひとつの成功体験ですね。こうした積み重ねを基に、多くのことを学び、自分の力で考える習慣が身についていきます。

考える力度 40%

3.「ここに木の枝があるね」という事実だけを伝える。

次は頭の中でどんな考えが生まれるでしょうか?

「枝があるのかーそうかそうか」

「当たったら痛いのかな?危ないのかな?」

ここで考える機会が生まれますが、何も考えることは「危険回避」だけではありません。

「あれ?この枝、なんかちょっと緑っぽいぞ」

「なんか黄色いものが出てる。なんだろう?」

「触ったら固いのかな?どんな匂いなんだろう?」

「枝に当たると危ない」という教育者の言葉の枠をはみだして、子どもたちや部下の自由な発想に触れることができるかもしれません。

自分の期待していた展開とは違ったストーリーが生まれるかもしれない、これが教育の醍醐味ですよね!

考える力度 60%

4.「山を歩いていると色々なものがあるね」と話しながら、子どもが立ち止まり周りを見渡す時間作る

枝(困難)には触れず、自分で発見、解決する働きを促す声掛けの例ですね。

3.で触れたように、より自由な感性で山や自然と向き合い、五感を使って考えるきっかけとなります。

すごく時間のかかる方法ではありますが、自分も一緒に考えながら、子どもや部下の考えと比べてみるのも楽しい時間の一つですよね。

考える力度 80%

5.一度頭をぶつけて、その痛みから学ばせる。

「かわいい子には旅をさせろ」経験は力なりですね。ただし、そこから何を学びとるかは人によりますし、何も気にしなければ次も同じミスをすることにも繋がるでしょう。

もし、何度も同じことを繰り返しているのを見かけたら、その子や部下には合っていない、あるいはそれが問題であると感じていないのかもしれません。そうなると環境の設定を少しいじってやる必要がありそうですね!

考える力度 未知数

 

どの選択肢を選ぶのが最適解なのかというお話ではなく、相手のレベル、性格や成長、さらにあなたが相手に何を考え、学び取って欲しいのかが重要になります。

教育にはすごく時間がかかります。自分に余裕がないと、とてもじゃないと、できないですよね。

まずは、あなた自身も深呼吸。

落ち着いて、周りを見渡して。

「今は何を伝えたかったのかなー」と自分に問いかけてあげてください。

どうしても乗り越えられないときは?

どうしても乗り越えられない困難、例えばハブが目の前にいるのに「ハブがいるね。危ないね。」では4歳児にとってはどう対処して良いのか分かりません。

あなたが追い払うか、逃げるかの判断をしてあげる場面もきっとあるかと思います。

人が言うことを聞かないのは反抗しているのではなく、戸惑っていることに気付く

「自分の頭で考えろ!」と言っても同じミスを繰り返す、言うことを聞かないのは、その人が考えていないからではありません。

「どうしていいのか分からない」のが大半です。反発しているのではなく困惑しているのです。

頭の中では一生懸命、「考えてるよ、バカヤロー!何を考えたらいいのか分かんないんだよ畜生が!」と思っています。

まとめ

「自分の頭で考えろ!」が通用しないのは、「考えられる環境」が整っていないから。

「自分で考え、気付くことのできる人」を育てたいのなら、その人の性格や経験値に合った環境を作る必要があります。

あなたの、その一言で、一瞬の環境作りで、他人を育てる自分になれます。

どうしていいのか分からない。なんて声を掛ければよいのか分からない。

そんなときはあなた自身が立ち止まって、深呼吸。

「今は何を伝えたかったのかなー」と自分に問いかけてあげてくださいね。

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